非常招集訓練



 非常招集訓練とは、大規模災害を想定し、市内の全消防署と全消防団、隣接
の市区町村の消防署が参加して毎年行われている訓練です。
普段の火災を想定した訓練と大きく異なるのは、想定がより大規模であって、
高度な連携や現場での臨機応変な対応が要求される点です。

以前は分団車両に乗り込み、待機場所となっている場所に集合し、車両や機器
の点検を行いつつ、事前に配布された 現場ので配置図や 地図などを元に、
どのように他分団や消防署と連携して訓練をするのか、分団で打ち合わせを
行い、無線やサイレン等の合図で訓練開始!というような、アドリブ性の高く
火災現状でどのように活動すべきか、消防団員にとって大変得る物の大きい
行事でしたが、

近年では消防行政の広域化が進む中、所沢市も近隣市町村の消防署と、高度に
連携を図る必要に迫られており、訓練の位置付け・方向性が変わりました。

 ちなみに、これまでは、市街地の超高層マンション「スカイライズタワー」
での高層住宅における大規模火災を想定した訓練,文化センター「ミューズ」
での娯楽施設における火災を想定した訓練,市街地東側 住宅密集地域での狭い
路地における大規模災害を想定した訓練、市民体育会館での火災を想定した訓練
インボイス西武ドームでのテロを想定した訓練、所沢東部クリーンセンターでの
火災を想定した訓練などが行われてきました。

今回は三ヶ島地区にキャンパスを構える早稲田大学さんに御協力を頂き、大規模
な学校施設での火災を想定した訓練をさせて頂きました。


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早稲田大学所沢キャンパスの駐車場に全分団集合!
早速打ち合わせです。今回も分団任務は一斉放水のみ。
離れた校舎で行われている訓練の進捗を見守ります。

埼玉県の防災ヘリコプターが要救助者を搬送したのを合図に出動!早稲田大学の陸上競技用のトラックの外周をサイレンを鳴らしながら併走し、設置されている防火水槽に車両を横付け、直ちにホースを伸長して一斉放水準備

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各分団ごとに丘上に配置完了!分団長の合図で一斉放水の開始です。

十数秒の一斉放水を無事に終えて、分団任務完了!! お疲れ様でした。



分団車両の待機場所が訓練会場から丘を隔てて反対側にあり、どのような訓練が行われ
たのか直接窺い知る事はできませんでしたが、今回は早稲田大学の学生の方も救助訓練
に参加して頂いたようで、とても良い訓練ができたようです。


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1996,2006 Tokorozawa Fire7 Volunteer Corps